病院・介護施設の経営改善コンサルティング
  1. ホーム
  2. 病院経営なんでもブログ
  3. 噛み合っていない中医協の議論

噛み合っていない中医協の議論

本日、中医協総会の傍聴に行ってきました。入院医療に関して、「重症度、医療・看護必要度」の見直しが議論されていました。支払い側は急性期一般入院料1の基準を35%に引き上げ、入院料2以下はある程度の差をつけて基準を設定すべきだと主張していました。それに対し医療側は、35%の引き上げは無謀であり、急性期1を算定する病院のうち7割程度の病院が基準を満たさなくなり、医療の荒廃をもたらすという反論をしていました。今日の提案資料は、評価内容の見直し案を実施した場合に重症度がどのように変化するかというものでした。それを抜きにした基準値の議論ばかりで、意味のない議論であったように思います。まずは、評価内容の見直し案が適正であるかどうかを議論した上で、基準値の議論をすべきだと思います。また、診療報酬は地域医療構想に寄り添うべきものだという意見がありました。今日議論されたのは、重症度において急性期一般入院料1から入院料2・3等への転換を促進させることの是非についてでした。そもそも、地域医療構想は高度急性期・急性期・回復期・慢性期それぞれの機能別病床数の適正化です。診療報酬上、機能別の線引きが不明確(急性期一般入院料1は高度急性期なの?等)である以上、診療報酬と地域医療構想は関連付けて議論できないのではないかと思います。
いつも感じますが、各委員の発言は言いっぱなし。意見調整することもなく会議は終了してしまいます。おそらく落としどころは事務方で既に決めているんでしょうね。